近年のフリーランスエンジニアの現状

インターネットの普及に伴い、リモートワークが広がりを見せ、フリーランスエンジニアの数が増加しています。2020年の統計によると、フリーランスエンジニアは13万人ほどで、フリーランスで働く人全体の3パーセント程度でしたが、将来的には20万人ほどに増加することが見込まれています。

フリーランスエンジニアの仕事はWebエンジニアなど成果物を納品するタイプのものが多く、逆にサーバーなどインフラを担当したり、長期的なサポートが必要とされる分野の仕事は少ないようです。そして、フリーランスとして働いているエンジニアの年齢層は30代や40代が多く、経験が少ない20代やマネジメントに移行する50代は少数派とされています。

フリーランスエンジニアは会社員とは違い、仕事やプライベートすべてを自分でコントロールしなければならないため、仕事を開始した当初は様々な失敗がつきものです。特に陥りやすいのは、案件を獲得しすぎてうまく回せないことです。
フリーランスは、案件を獲得して仕事を完了させなければ報酬は発生しません。仕事がなくて収入が途絶えることを避けたいと思うあまり、受けられる案件の限界を超えて受けてしまいがちです。
そのため、うまくタスク管理ができなくなってしまいます。そうなると納期のプレッシャーや休みが取れないことで、体調管理もままならなくなってしまいます。

また、確定申告や納税の仕組みが理解できずに損をしたり、延滞税など余分なお金を支払ったりするケースもあるため注意が必要です。